数ヶ月の沈黙を破りついにG-FREQの活動が見え始めていた。FC誌面に掲載する予定のインタビュー記事を掲載する許可が下りたので、ここでその全文を掲載し特集したい。ボーカルGENKI氏が脱退し、その間にソロアルバムを準備。さらに新ボーカルを迎えるという目まぐるしい瞬間をメンバーたちは何を感じているのか・・・。

アセダイスケ: 会報の間が少しあいたようですが、この間、G-FREQは変化し続けたようですね?

Yasushi.K: そうですね。Genki氏の脱退が最も大きなニュースでしょうか。ひとまず、1月のライヴで、
第一期のG-FREQはプロジェクト停止・再起動準備という形になります。

Ikuya: はい。メンバー一人一人の心に大きな動きがあったと言うのが正しいかもしれません。

Yasushi.K: Genki氏は、学業に専念するというとスマートな表現になるかな・・。
とにかく、彼は音楽に人生を捧げることは出来ないと自分で判断したらしく、それをメンバーも感じてしまっていたと・・。
でも、それを前向きに全員が認めて、ちゃんと話し合って、綺麗事じゃないけど、お互いの為にと。

アセダイスケ: みんなで認め合えることがすごいですね。

Yasushi.K: そうですね。そういう意味でも、悪い判断ではないと言うか、

Ikuya: 正直寂しいですけどね。

Yasushi.K: そこまで、分かり合えていたメンバーだからこその決断という感じです。

Ikuya: やはりこのメンバーで上に上がることを僕自身望んでいたし
でも、何かを目指す以上、全員が同じ気持ちでいないと続けることは出来ないのです。

アセダイスケ: さっそくですが、読者にとって、今後の動向が気になるところですが?

Yasushi.K: G-FREQは、新しいヴォーカリストを迎えてパワーアップし、活動を再開します。

アセダイスケ: 「新しいボーカルはすでに探してるんでしょうか?」

Yasushi.K: 新しいヴォーカルに関する情報はまだまだ極秘ですが、既に、進めているという事だけお伝えしておきます。

アセダイスケ: 気になるところです。もちろん男性ボーカルなのでしょうか?

Yasushi.K: はい。G-FREQというプロジェクトの方向性や、目指す音楽は変わらないと思います。
もちろん新たなヴォーカルの個性などを吸収した上での変化はありますが。

アセダイスケ: 「充電期間とも受け取れますが?」

Yasushi.K: 自分の中で一つの定まったG-FREQの方向性というのを壊してみたい時期でもありましたしね。

Ikuya: そう言う意味でもありますね。僕的にはいままで一気にG-FREQの活動で突っ走ってきたので
少し色々と音楽や自分を見つめ直したいなと・・・
その中でソロアルバムを作りたいという気持ちが強くなったのでとにかくそれに夢中になっています。

アセダイスケ: 「おお!! ソロアルバムですか!!」

Ikuya: ちょうどYKもおなじことをかんがえていたみたいでしたね。

Yasushi.K: そう。それで、僕も自然と今回のGenki氏の件が決まる前に、ソロアルバム制作には取りかかっていたという事なんです。

アセダイスケ: 「同じことをメンバーが考えていたということですね?」

Yasushi.K: そうですね。恐らく、その流れの中で、Genki氏も自分の方向性というか、人生を考えたのでしょうね。

アセダイスケ: 「自分の方向性を見つめなおしていく時期だったんですね」

Ikuya: はい。

アセダイスケ: 「さて、このソロアルバムの内容はどうなるのでしょうか?」

Yasushi.K: とにかく、自分のやりたいことをそのままやっていますね。
曲によって手法は様々ですけど、ヴォーカルが入るとか、ライヴで演奏するという事が
前提になっていないので、好き勝手やっています。

Ikuya: また、僕とYKはかなりカラーの違った音楽を作っているのできっと面白いと思いますよ(笑)

Yasushi.K: そうそう。なのに、なぜか共通する何かが・・。

Ikuya: そうなんだよね

Yasushi.K: きっと聴いてもらえば、分かってもらえると思いますよ。

Ikuya: YKの場合はシーケンス、シンセサイザーでやる意味のある音楽を・・
僕は生で演奏する意味のある音楽をやっています。

Yasushi.K: 全く違う手法でしかも全く別の空間で作った音楽なのに
なぜか、一つの共通する方向性を持ってるという面白味。

Ikuya: そうですね。今回僕はギターリストという意識ではなく
一人のアーティストとしての、曲作りをしています。
あんまりメンバーにも話したことはないんだけど 僕は1ギターリスト
と言う枠に収められるのが好きではないんですよ(笑)
僕の中で音楽って言うのはアートであり自分の心みたいなモノなので
今作っている曲はイメージや感情をそのまま素直に表現しています。

Yasushi.K: 僕もそうですね。本来バンドならヴォーカリストに委ねてしまうような表現まで、
全て自分の中で完結させないといけないし、それをやりたいから作り始めたという感じです。

Ikuya: そこはやっぱり同じだよね。

Yasushi.K: うん。バンドでセッションして、みんなの個性をぶつけて作り上げる良さ。
それとは、 反対に、自分だけで本当に納得が行くまで、
作り上げて行く楽しさという感じかな。今回のは。

Ikuya: そうそう。その中で改めて発見とかも凄く多いよね。

Yasushi.K: そうだねぇ。楽しいしね(笑)

Ikuya: うん。

アセダイスケ: 「すでに作業は進んでいるようで期待しちゃいますね」

Yasushi.K: そうですね。もう殆ど出来てるとも言えますし、やりたい事が沢山ありすぎて。
納得行くまで突き詰めるという意味では、まだ全く出来ていないとも言えます。

Ikuya: 結構大変ですよ(笑)
僕の方は全てのパートが手弾きなのでまず全パートを
体にしみこませることから始まる(笑)

Yasushi.K: 僕も今回は全手弾き曲なんてのもあります。一台のアナログシンセを使って、
ドラム音から、メロディまで全てを手弾きで重ねて行く。
単にMIDIが付いていないからなんですが、その手弾き感が70年代のシンセサイザーミュージックという感じで、
僕の大好きなニュアンスなんですよね。

Ikuya: 面白そうだね!

Yasushi.K: 今回、僕のアルバムでは、いわゆる最近言われる「打ち込み系」と呼ばれてしまう音楽を
避けたいという所から始まっています。音源とか最初から入っている音を使って、
一斉にならした物をそのまま作品にしてしまうのでは無くて、1音1音全て、オリジナルで「重ねる」という事に拘っています。
例えば、YMOとかってそういう最近の「打ち込み系」という言葉では表現出来ないと思うんですよ。
もちろんシーケンサ(当時はアナログですが)も使用していますが、あくまで、シンセサイザーをひとつの楽器として、
多重録音していって作品にしているというスタイルですよね。やはり、そこが自分の表現したい世界だなって思ったんですよね。

Ikuya: 僕がアルバムを作りたいとおもったきっかけは冬が近づいてくるとどうしても
故郷が懐かしくなって来るんですよ(笑)あのときのけしきってこんなおんがくだったよな〜とかこんなメロディーだよな〜ってかんじで、
あふれて止まらなくなって来るんですよね。寒くなると(笑)だから今回僕が作る曲は僕の記憶にある景色を音楽にした。
というのが正しい表現かもしれませんね。だから一曲が1フレーズの繰り返しって言うのもあるしとにかくその記憶に流れてくる音楽を
そのまま表現しています。感情命って感じですね(笑)

アセダイスケ:僕も語ることにしよう。

Yasushi.K: (笑)

アセダイスケ: 自分が生まれたのは、兵庫県の姫路市っす。田舎の片隅で、生まれた時は出っ歯になる予定はなかったのです。
出っ歯のタイアップをもらう話になったとき、正直迷いました。自分は、田舎もんだから、どうしても目立たない。
だから、この歯はいると考えて、OKしました。いまでは、街を歩くとき、口を閉じるように心がけています。
それは、出っ歯が刺さると迷惑がかかるからです。青少年保護条例に違反しそうな勢いで歯がとがっていることもあります。

Ikuya: 私生まれは北海道洞爺村、小樽育ちの札幌出身です

Yasushi.K: 誰が止めるんだ(笑)

Ikuya: 愛しているよ

アセダイスケ: 「ソロアルバムの内容は濃いものになりそうですね」で良いかな。

Yasushi.K: そうですね。

Ikuya: はい。

Yasushi.K: 2人ともかなり方向性がしっかり出来ていますし、やりたい事を納得出来るまでやっていますからねぇ。

Ikuya: お互い何にも捕らわれず自由に表現しているわけですから。

アセダイスケ: 「そうなると読者にとって気になるのは手に入れられるのがいつになるかということですが・・・?
具体的なリリース時期はいつなんでしょうか?」

Yasushi.K: これに関しては、全く未定・・・としておきたいです。
実際には、年内に完成させる予定でいますが、そのスケジュールで、やりたいことを制限しないようにという感じですね。
多分、2001年のはじめにはリリース出来ると思います。

アセダイスケ: 「二人がソロアルバムを作っているわけですが、その両方ともが2001年のはじめにリリースされるのでしょうか?」

Yasushi.K: そうですね。実は、最終的には、一枚のアルバムになります。

Ikuya: え〜ホント〜!?

Yasushi.K: 2つのアルバムが混在して、それがちゃんと一枚のアルバムとして、成り立っているというものになる予定です。
全く、違う手法でそれぞれが表現してきた世界観に共通点があると分かった時点で、お互い、何となくこういう形が良いかな?と。

Ikuya: かなり変わった内容のアルバムになりそうだよね

Yasushi.K: そうだね。全く違う音。でも見える絵が、景色が同じという曲があったりするかも。

Ikuya: 仮に二人が同じ景色を見て曲を作ったとしても絶対同じになることはあり得ないからそれも聴く人には面白いかもしれない。

Yasushi.K: そうだね。

Ikuya: ところで明日久々にミルクレープ食おうか(笑)

Yasushi.K: 良いねぇ!

アセダイスケ: 「突き詰めた内容になるということは、メディアはCD-Rになるんでしょうか?」

Yasushi.K: いえ、今回は思い切ってプレスします。それも恐らく500枚。
CD-Rで、一枚ずつ手作りっていうのも良いと思うのですが、
いつでも修正が効くというのが甘えに繋がりそうで(笑)
500枚もプレスしてしまうという事は、2年、3年と、手元に残るわけですよね。商品としてのCDが。
その時に、「これはもう過去の物で・・」と発表出来ないようなものは作りたくないなと思ったんです。
もし結果そうなったとしても、(自分も進化しなくてはいけませんから)
今、そういう気持ちで作ってはいけないと思いまして。

Ikuya: そうだね。あるいみ一つの区切りにしようとしていた期間だったしね。

Yasushi.K: うん。それに、機材とか音質とかが良くなっても、
これはこれで、ちゃんとした一つの作品として自信を持って、ずっと聴いてもらえるものを作るつもりです。

アセダイスケ: なるほど。

Yasushi.K: 内容的にも、あまり流行とかに関係ない音楽が多いと思いますよ(笑)
パラパラとか踊れないと思います(笑)

Ikuya: そうだね。(笑)

Yasushi.K: 全然関係ないけどパラパラを僕流に分析したんだけど・・。
アレって、全部実は表打ちなんだよね。

Ikuya: へえ〜〜〜今度注意して見てみよう(笑)

Yasushi.K: だから、洋楽とか当たり前のように聴いている今の日本人が一見すると、
かなり「恥ずかしい踊り」っぽい。でも、パラパラやっている人だって、
実際、最初は「かっこわる〜」って思った人多いと思うんだよ(笑)
でも、農耕民族日本人の体に染みついている、表うちの動きが、「やってみるとはまってしまう」に、
結びついているんじゃないかってね?あ、全然関係ないな(笑)

アセダイスケ: ふむ

Ikuya: なるほどね

アセダイスケ: 「ところで、ソロアルバムなのですが、曲作りでの裏話とか、聴かせてもらえないですか??」

Ikuya: いやです(笑)

Yasushi.K: 言えません(笑)

Ikuya: 裏話ですか・・・そうですね〜・・・いくらくれる?(笑)

Yasushi.K: 30円くらいなら・・

Ikuya: 話しましょう(笑)

アセダイスケ: えらい安いですね。

Yasushi.K: (笑)

Ikuya: 僕の場合基本的にメインの使用楽器がアコースティックギターかデジタルピアノを使っているのですがどうしてもアコースティックの
ニュアンスが納得できなくて現在ガットギターを発注している所なんです。どうしてもイメージ的に柔らかい音を大切にしたいのですが
今使用しているオベーションは音がとても堅いんですよ。もちろんそれはそれで持ち味を大切にして使っているのですが
やはり鋭い金属音が邪魔ですね。だから今回僕が作る曲にはエレキのディストーションサウンドが入ることはないでしょうね。

Yasushi.K: その代わり、僕の楽曲の中でIkuyaくんのディストーションサウンドは聴くことができますよ。
そうそう、これは裏話とは呼べないと思うんだけど、僕の音楽ってよく「デジタル音楽」と言われるんですけど、
実は可能な限りアナログなんですよね。シンセとかそういう領域じゃなくて、ミックスとかね。
デジタルレコーダから、別のデジタルレコーダへ録音するなんて時は、普通デジタルでデータをコピーするように、
劣化しない方法が良いとされているんだけど、あえて、アナログ回路を通しています。
もちろん音質という厳密な意味では、ノイズ量も増えますし、良くないはずなんですが、音楽としては別です。
デジタルの冷たい感じは出したくないですね。

Ikuya: 僕も同じ事が言えますね。たとえば一生懸命リズムマシーンだとか正確なタイムにあわせて弾いても
全然納得が出来ないんです。結局正確なテンポに合わせるよりも感情の高ぶりや変化によってテンポ的には走ったり、
もたったりという事になっていてもそれがよかったりするんですよね。

Yasushi.K: なるほど。

Ikuya: 最初は一生懸命確実なリズムでやっていたんですけど今は録音するときほとんどクリックだとかリズムを流すことはしていませんね。
やっぱりそう言う風にできてるんだな〜って実感しました。僕は「クラシカル」といったニュアンスの世界を大切にして曲を作っているので
どうしてもテンポに捕らわれると上手くいかないです。だからのびのびと自由気ままに弾いていますね(笑)
たぶん録音中の姿は人には見せられないような状態です(笑)完全に自分の世界に酔い狂ったように弾いていますから(笑)

Yasushi.K: (笑)それは僕も同じかな(笑)

Ikuya: YKのそういうとこ見てみたいな〜(笑)

Yasushi.K: ライヴとあまりかわらないかな(笑)

Ikuya: なるほど、想像中(笑)

Yasushi.K: 自宅スタジオでライヴと同じ状態になっている時点で見せられないよね(笑)

Ikuya: そうだね(笑)

アセダイスケ: ソロアルバムが届けられるのを楽しみにしています。僕もすごくファンなんですよね!
だから、いろいろな音を聴かせてもらえたらと期待しております。

最後に、インタビューに応じてくれたお二人にプレゼントがあります!!と思ったけど、やめて、

Ikuya: やめないで(笑)

Yasushi.K: (笑)

アセダイスケ: 一言ずつメッセージをいただきたいと思います。

Yasushi.K: そうですね。ホントに自分自身が良いと思える。それだけなんですが、
これが僕の世界観だと言えるような作品になると思うので、ぜひ聴いてみてください。

Ikuya: そうですね〜。G-FREQでしか僕をしらない人にはちょっとびっくりするかもしれないカラーの音楽ですが
どっちがホントって言う事じゃなくどっちも僕なので、G-FREQとはまた違った僕の世界を楽しんでもらえたらうれしいです。

アセダイスケ: 本日はありがとうございました。

Yasushi.K: どうもお疲れさまでした。

Ikuya: お疲れさまでした。

アセダイスケ: おつかれさまでした。

来年はじめにはYK x IKUYAのソロアルバムが届けられる。今後の活躍に期待をしたい。

Yasushi.K > net-yk http://www.net-yk.org/
IKUYA > Silhouette http://ww2.et.tiki.ne.jp/~silhouette/
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